【聖書箇所】
Ⅱテサ3:3 しかし、主は真実な方ですから、あなたがたを強くし、悪い者から守ってくださいます。
3:4 私たちが命じることを、あなたがたが現に実行しており、これからも実行してくれることを私たちは主にあって確信しています。
3:5 どうか、主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐とを持たせてくださいますように。
3:6 兄弟たちよ。主イエス・キリストの御名によって命じます。締まりのない歩み方をして私たちから受けた言い伝えに従わないでいる、すべての兄弟たちから離れていなさい。
3:7 どのように私たちを見ならうべきかは、あなたがた自身が知っているのです。あなたがたのところで、私たちは締まりのないことはしなかったし、
3:8 人のパンをただで食べることもしませんでした。かえって、あなたがたのだれにも負担をかけまいとして、昼も夜も労苦しながら働き続けました。
3:9 それは、私たちに権利がなかったからではなく、ただ私たちを見ならうようにと、身をもってあなたがたに模範を示すためでした。
「抜粋」
しかし、主は真実な方ですからとあります。主は真実な方とは、真実とはどういう事でしょうか？辞書では、真実とは、嘘偽りの無い事、と有ります。実にその通りです。神には嘘偽りは存在しません。嘘偽りは神とは正反対のもので悪魔側のものです。真実の言語は信頼とか、信じる、で「アーメン」と同じ意味で使われます。これを神に当てはめると、信頼に値する神、信じるに値する神、アーメンの神、と言いかえる事が出来ます。また、あなたがたを強くし、悪い者から守ってくださいます。と有ります。私達を、強くし悪から守る事が神様には出来るのです。
私達には、救われる証印として、御霊が与えられていますが御霊が与える賜物によって私達を強くされます。
私達は蛇やさそりを踏みつけ敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けられています。この蛇やさそりを踏みつけるとは悪魔、悪霊を踏みつけると言う意味です。私達は神様から悪魔、悪霊のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けられています。悪魔、悪霊のあらゆる力にです。私達に害を加えるものは何一つありません。
私達が悪いものから守られる為には、神に従う事と悪魔に立ち向かう事が悪いものから守られる為の条件だと聖書は教えています。イエス様を信じたらそれだけで良いのではないのです。神に従う事と悪魔に立ち向かう事が信仰生活で悪魔に勝利する、大事な条件だと言う事です。信仰生活の最終目的は悪魔に勝利し救いを完成する事です。私達は悪魔に勝利して初めて信仰を完成する事が出来るのです。
まさに今のこの時代の終わりの時には、悪魔に勝利できず、惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れてしまう人達が出てきます。
イエス様を信じる信仰を完成させるためには、神に従う事と悪魔に立ち向かう事が条件ですから、私達は神に従う信仰と悪魔に立ち向かい悪魔に勝利する信仰を追い求めて行きましょう。
４節の私たちが命じることとはいったいどんな事でしょうか？それは信仰の第一の条件、神に従う事です。しかし、神に従う事と言っても簡単な事では有りません。完全に従う事は出来ません。義人はいない、だれもいないのです。主は私達の
心を導いて下さって神の愛とキリストの忍耐によって私達は信仰生活の中で失敗と悔い改めを繰り返しながら悪魔に勝利出来る者となれる様にいのちにあって新しい歩みをするため日々更新されて行くのです。私達は古い自分を捨て新しい自分としてキリストと共に新しい歩みを歩んで行きましょう。
新しい歩みとは、神に従い、悪魔に立ち向かう事です。
６節での締まりの無い歩みとは、使徒達から受けた言い伝いに従わない歩みの事で、神に従わない信仰生活の事です。そう言う兄弟達とは離れていなさいと言う事です。パウロは自分が行ってきた事を見習いなさいと言っています。パウロがテサロニケで行った行動、言葉にした言動があなたがたの模範となる様に身を持って行動で示しました。
私達も自分の言動、行動が神に従う言動、行動になっているかを吟味しイエスキリストの光放つ者として模範となれるような行動をしましょう。口先でどんな良い事を言っても、行動が伴わなければ模範とはなりません。いつも良い事を言ってくれる人が行動を示すとき誠意が感じられないとしたら、本当の後ろ姿ではありませんし模範とはなりません。私達にとって、最高の人生の模範はイエス・キリストです。イエス様は私達の罪のために十字架で私達の身代わりに罪を贖って下さいました。この行動こそが神に従う行動でした。そして黄泉に下り死を打ち破り悪魔に勝利し三日目に蘇えられました。これこそ私達の信仰の模範です。神に従い。悪魔に立ち向かう姿を私達の模範として信仰生活を送って行く事を学びました。